【1学期】閉校記念「植樹祭」
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昨日、別海町役場主催による「実のなる木植栽事業」が行われました。
本校では今年度をもって閉校となるため、他校でよく見られる卒業記念としての植樹ではなく、「閉校記念」としての取り組ませてもらいました。
前半の植樹祭では、森林インストラクターの「大山重治さん」のご指導のもと、エゾヤマザクラとブルーベリーを植えました。
子ども達は役割分担をしてスコップで土を掘り、丁寧に苗木を植え、最後にたっぷりと水を与えながら土をかぶせました。
木々と向き合うその表情からは、ふるさとへの想いや、学校への愛着がにじみ出ていました。

別海町役場みどり課の皆さんが準備を進めてくださいました。


森林インストラクターの大山さんです

手分けをして穴を掘ります。





掘った穴に丁寧に苗を植えます。

こちらはブルーベリーの苗です。

植えた後はたくさんの水をいれます。

植樹後には、校内にすでに植えられているさまざまな樹木を観察しながら、大山さんから「食物連鎖のなかで植物が担う役割」「種子はどのように命をつなぐのか」など、自然と命のつながりについてのお話を聞きました。
実際に種子を手に取りながらの解説は、生徒たちの関心を大いに引きつけ、自然の不思議や大切さを肌で感じる貴重な学びとなりました。

食物連鎖の大切さを学びました。


実際にいろいろな種子に触れさせてもらいました。

縦に回転したり、横に回転したり。

実際に種子の飛び方を試してみました。
後半は被服室に場所を移し、閉校に向けた思いを込めた「自分への手紙づくり」を行いました。
使い終わった牛乳パックと和紙の間にラベンダーの花を挟むことで個性的な台紙が完成します。
そこに、子ども達一人ひとりが、閉校間近の3月にいる「未来の自分」に向けて手紙を書きました。
今の気持ちやこれからの決意を綴ったその言葉には、今しか書けない等身大の想いが詰まっていました。



牛乳パックをはがきサイズにカットします。


和紙と牛乳パックをアイロンで接着します。





完成したはがきに思い思いのメッセージを書きます。

一人一人オリジナリティーあふれる手紙が完成しました。

生徒会長からお礼の言葉。
今回植えたエゾヤマザクラとブルーベリーの木は、道道362号線沿いの中学校駐車場付近に植えられています。
近くを通られた際には、ぜひ足を止めてご覧ください。
閉校した後も、何年、何十年とそこに立ち続ける木々が、西春別中学校の子どもたちの成長や思い出を見守り続けてくれることを願っています。