もうすぐ『バス遠足』,悲しい出来事『ザリガニとのお別れ』,感謝の気持ちを込め『畑仕舞い』
もうすぐ『バス遠足!』
朝遊びの時間,「どうも皆さん,おはようございます」と,制服に身を包んだお客様が来園。今週末に実施する『バス遠足』のバス切符を販売しに来た,その名も『切符 売男~きっぷ うりお~』さんです。最初は,どう対応していいか困り顔だったり,二度見ならぬ四度見したりと困惑していた子ども達(笑) しかし,段々と切符さんの顔,飄々とした口調に魅了され,切符売り場でのやり取りを楽しんでいました。バス遠足前の導入演出で,さらに楽しみな気持ちが膨らんだ様子の子ども達です。
悲しい出来事『ザリガニとのお別れ』
冬を越し三度の脱皮を経て,すくすく成長していた飼育ザリガニ。昨日,動かぬ姿になっていることに気が付きました。「ぜんぜん動かないね」「可哀そう・・・」とつぶやいたり,体を撫でたり,「どうして死んでしまったのか」思い当たることを考えたりしていた子ども達。このままではもっと可哀そう…と,年中児の経験談からザリガニのお墓を作ることにしました。
そして今日,何処にお墓を作るか,どうやって作るか,必要な道具は? みんなで相談し協力し合いながらお墓を作っていました。毎日忘れずに餌をあげ,新しい水に替え,脱皮の時には大喜びしていた子ども達。飼育を楽しんでいた分,寂しさもひとしお・・・悲しい出来事でしたが,心を動かす貴重な体験ともなりました。
畑へ感謝の気持ちを込め『畑仕舞い』
今年も,幼稚園畑で様々な野菜を栽培し,生長や収穫の喜びを味わい,旬の味覚を堪能した子ども達。たくさんの恵みを与えてくれた畑に感謝の気持ちを込め,みんなで畑仕舞い作業を行いました。両手にいっぱいに枯れ茎を抱え運搬する子もいれば,茎を一本ずつ手にし何往復もしながら捨て場まで運び出す子,ミミズや足長グモに悪戦苦闘している子と様々でしたが,困った時には「手伝って―」と声を掛け合いながら頑張っていた子ども達です。ビニールやヒモなど土に還らない物が残っていると,いい土にならない⇒ 野菜が育たない ⇒食べられなくなることを知ると,それは一大事!! とばかりに細かなゴミまで懸命に拾い集めていました。楽しい,美味しいことだではなく,農業の大変さも身をもって感じたのではないかと思います。
栽培から後片付けまで一連の農作業を体験した子ども達ですが,この体験が経験となって来年度の活動へ生きてくれればと願っています。