【別海中央中】令和4年度修了式・離任式

 本日、令和4年度修了式・離任式が行われました。担任が生徒一人ひとりの呼名をし、校長先生より修了を承認されました。離任式では9名の職員が本校より転出・退職することになり、本日は7名の職員が生徒へ挨拶を行いました。


 『未来を創る生徒』に贈る言葉
                              校長 野 口 泰 秀  
 温かみを増した陽射しは日一日と長くなり、自転車置き場前に高く積み上げられた雪山も残わずかになってきました。春の足音がゆっくりと確実に訪れているのがわかります。
 さて、別海中央中学校では、別れを惜しむ中、3月13日、第75回卒業証書授与式が厳粛温かい雰囲気の中挙行されました。出席者を限定し時間短縮での実施となりましたが、65名卒業生は9年間の義務教育を修了し、爽やかな笑顔で巣立っていきました。私からは、式辞の頭で卒業生に次のお話しをさせていただきました。
   3年前突然起きた未曽有の事態
    コロナウイルスの感染はみなさんから多くのものを奪った
   式歌を歌えなかった小学校卒業式
   時間短縮・分散で実施した中学校入学式
   学校は休校を繰り返し、授業、学校行事、部活動が制限された
   マスクを着け、言葉も発せず、 笑顔が消えた
   数々の困難を乗り越え、今日、学年が揃って卒業式を迎えられた
   そして、3年前に歌うことを許されなかった式歌「正解」の合唱に心が踊る


 思えば、今年の卒業生が中学校に入学する直前、新型コロナウイルスの感染が拡大しましたコロナ禍での不安な日々、マスク生活、黙って食べる給食、さまざまな行事や部活動の縮小・止等で学校から生徒の声と笑顔が消えました。保護者や地域の皆様の支えがあったとは言え、年生一人一人が、自分を律し、人を思いやり、持ち前の明るさで、多くの困難を乗り越え、卒式を迎えることができたと感じています。また、3年前に歌うことができなかった式歌「正解の合唱を拝聴しながら、日々変化する現代社会においては、「正解」を求めるのではなく、いつもの選択肢から「最適解」を見つけられるようになって欲しいと心から願いました。
 いよいよポストコロナと言われる時代に突入しようとしています。未曾有の危機を乗り越えとは言え、決してコロナ禍以前と同じ状況になるという考えをもつ人は少ないと思います。世を騒がせているマスクの着脱についてもこれまでの経緯や季節、場所などを考慮している人々賢明な姿が見て取れます。今後は、健康のこと、働き方のこと、経済のこと、人とのかかわりなど、様々な物事の価値と向き合う必要があります。ぜひ、それらの経験をよりよい人生を築糧とし、「幸せ」に生きていく道を探って欲しいと思います。 
 終わりになりますが、この1年、保護者・地域の皆様には多くのご支援を賜り感謝しておりす。新年度は4月6日(木)、新1年生を迎えてスタートいたします。これからも別海中央中学は、未来を創る生徒を育てるために、「三兎を追え!」を合言葉に安全で安心して生活できる『くわく』する学校づくりを目指し、教職員一同努力してまいりたいと思います。尚、4月1日り学校教育活動においてマスク着用を求めないこととなりましたので、お知らせいたします。


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