○○が変われば△△が変わる

 授業が始まると担任の先生から開口一番に「今日の道徳の授業は私がするのではありません。(そして、参観されていた先生方の名前を挙げながら、)ALTの先生でもなければ、○○先生でもありません。」との一言。すると生徒の一人が「新庄監督のオンライン授業ですか?」との発言。あらかじめテレビに映し出されていた新庄監督の会見映像の静止画像を見たうえでの機転を利かせた質問でした。
 そんな楽しげな雰囲気で始まった1年生の道徳の授業では、新庄さんの監督就任会見の映像をもとに、チーム(クラス・学校)をよくしていくために。また自分自身を成長させていくためにはどうすればいいだろうというテーマについて考えました。


 主発問の「気持ちが変わればチームが変わるかどうか」に対し、肯定する側と否定する側に分かれて考えを発表し合いました。それぞれの立場で窓側とホール側に分かれて座り、お互いの意見を聴き合い、考えが変わるたびに椅子を窓側(肯定)、ホール側(否定)にと、少しずつ自分の考えに近いところへと椅子をずらしながら交流を進めました。 


 交わされた意見の中には「ゲームのために始めた早寝早起きがきっかけで、興味のなかった勉強にも目がいくようになった」とか「ふだん礼儀を心掛けて生活としていることが好きでやっている野球にも生かされている」など、気持ちの持ちようや生活を変えたことによって、よいことにも効果があらわれたことがあるということなど、実体験をもとにして話してくれる生徒もいました。
 ミライのビッグボスの顔を覗かせる場面がちらほらと見られたように感じました。


 授業の最後に、野村克也さんの「心が変われば…」の言葉が紹介されました。
 最初から、人生を変えるというとちょっぴりハードルが高いように感じますが、ちょっとした心の持ちようはじめの一歩なのかなと気づかせてくれる授業でした。


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