全員が思考し、伝え合う学習を通して
昨日、根室教育局の義務教育指導班指導主事の方にリモートで参観いただき、授業研究の職員研修を行いました。
研究授業は1年生の社会科で行われました。授業のねらいは「中華料理をきっかけに、地域によって農作物が異なることを考察したり、世界一の人口を誇る中国の食糧事情を捉えたりすること」です。
はじめに提示された4種類の中華料理。それぞれの料理がどの地域でよく食べられるのかということを、地図帳やパワーポイントで提示された資料をもとに推測していく流れで授業は進みました。地形、降水量、気温などの違いが農業に色濃く影響し、そのため地域よって様々な食文化につながっていくということを日本の農業や諸条件と比較しながら考えました。
先生方に参観されていることもあり、ふだんより緊張気味だったとのことですが、資料調べることや推測した根拠を考える活動など、意欲的に授業に取り組んでいる姿がみられました。
1年生のみなさんおつかれさまでした。

間もなく授業が始まります。

目の前に置かれたリモートのための機材。いつもの授業よりグッと緊張しちゃいますね。

4つの料理、知ってますね。「さて、この料理の共通点はなんでしょう?」

まわりの人のものと見比べます。

いろいろな条件から、推測していきます。

わかったことはワークシートに記入していきます。

パワーポイントでも考えるための資料を提示します

「それぞれの料理がどの地域でよく食べられるか」。おおむね推測がついたみたいですね。
生徒の下校後、研究授業を受けて職員で研修を行いました。ふたつのグループに分かれ、授業のよかったところや改善したほうがいいところを中心に意見交流を行いました。
職員の協議のあと、リモートでご参加いただいた主事から、本時の授業についてのお話や本校の研究主題にからめて研修をすすめることへのお話など多岐にわたる内容で、お話をいただきました。

リモートの準備をする教頭先生

授業後の研修の開始です。

グループにわかれて話し合いを進めます。

拡大された授業案に、付箋に書かれた意見が次々と貼りつけられていきます。

グループごとの話を発表し合い全体で交流します。

今後に生かせる方向性が明確になります

リモートで参加いただいた指導主事からお話をいただきました

資料もたくさん提示していただきながら、本校の研修テーマに即したお話をしていただきました。
「水が流れるように、思考がつづく授業の創造
~全員が思考し、伝え合う学習を通して~」
本校の本年度の研究主題です。今回の研修をこれからの授業づくりに生かしていきたいと思います。