しっかりと『避難訓練』&わくわく『消防体験』
第3回目となる『避難訓練』を実施しました。今回は,地震から火災が発生する複合災害想定の訓練,そして,今年度も別海消防署,中西別消防団の方のご協力の下『消防体験』をしました。
避難訓練前の事前指導では,少し混乱する『地震』と『火災』での安全行動の違いをしっかりと覚え,発言する年長児の姿。そして,毎回の避難訓練や,園内各所に掲示してきた避難行動「おはしも」の話では,指名するとパッと答える年少児の姿があり,体験してきたことが溜め込まれてきていることを感じました。
前回まではクラス時間での災害発生でしたが,今回は自由遊び時間での災害発生。遊び中の非常ベルの音に,以前あった保育中での地震のことを思い出してか慌てる子の姿もありましたが,その後は安全行動指示⇒避難指示⇒避難⇒避難場所集合まで先生の指示を聞いて行動することができました。恐怖心が思わぬ行動を引き起こすこともあり,日頃からの訓練の大切さをしみじみ感じたところです。
『消防体験』では,通報から消火までの『実演見学』,消防服を着用しての『放水消火体験』,『ミニ消防車試乗』をさせていただきました。
今回の実演・放水体験では,初めて幼稚園敷地内にある消火栓を使用したことで,今まで気に留めていなかった『消火栓』の存在に気づく機会にもなりました。消火栓からの放水準備をしている間,子ども達は消防服に早着替え!? 消防士・団員の仲間入りをした気分で実演の迅速な消火活動を見学,そして「待ってました!」 と意気込みながら放水体験をしていました。『ミニ消防車試乗』ではウキウキで乗り込み,車窓から満面の笑みで手を振っていた子ども達。グラウンドを2周もしてもらいましたが,年少児からは「もっと乗りたーい!!」コールが掛かるほど楽しい体験となったようです。
お忙しい中,貴重な体験をさせていただいた消防署・消防団の方の名前を覚えよう!と,自己紹介にたっぷり時間を掛け,要所要所で問い返したり,年少組は記念写真で抱っこまでしてもらいましたが,帰宅後も覚えていたでしょうか? (^^♪ 年長組は,最後に質問コーナーも設けてもらったり,恒例のハイタッチをしてお別れをしたりしました。また今度出会った時に,あっ!と思い出して挨拶できるとステキですね。
この『消防体験』は,来園くださった消防団の方が園児だった頃も実施していたそうです。こうして,受け継がれてきたものが最後となったことに寂しさを感じますが,大きくなってからも楽しかったこととして,ふっと記憶が蘇ってくれると嬉しいなと思いました。
長年お世話になりました別海消防署,中西別消防団の方に,改めまして心よりお礼申し上げます。今年も,中西別消防団から子ども達に素敵なプレゼントをいただきました♪ 有り難うございました。