北方少年少女塾に行ってきました。
本日、5年生は北方少年少女塾に出かけました。朝の会が終わると、さっそくバスに乗り込み根室市に向かって出発。1日日程の研修です。
最初に納沙布岬に行き、望郷の家・北方館、そして北方領土資料館を、専門員や職員の方の説明を聴かせてもらいながら管内を見学しました。
天気がよく風もなく、この季節としては暖かい日で、望遠鏡を使って貝殻島などがよく見ることができました。
納沙布岬を出発した後は、北方四島交流センター ニ・ホ・ロに向かいました。昼食を済ませた後は、元島民の語り部の方に北方領土の話を聞かせていただきました。
「元島民はほとんど漁師で魚を採ったり、畜産もしていたこととか、戦争のとき、自動小銃を持った兵隊が家の中に入ってきた」など、実体験に根差したお話は心に響くものばかりでした。
話しの最後に「戦争は失うものばかりで不幸の始まりであること。これからの未来についてはどんな方法がいいのか、隣の国を楽しく思えるようになれれば。」と締めくくられました。
お話の後、ニ・ホ・ロの館内を見学して根室を後にしました。
子どもたちにとって、自分の目で北方領土や四島のかけはしを見学できたこと、語り部の方のお話を聴かせていただいたこと、その他行程のいろいろなところで、北方領土について考える貴重な経験になったことと思います。