出前授業『革細工体験』
出前授業『革細工体験』
中西別地域が誇る革細工の匠,村山さん(中西別中学校PTA会長,本業はもちろん! 酪農家)の計らいで,『革細工体験』が実現しました☆彡 4年前にも講師として大変お世話になりました。
体験するにあたり,まずは革,革細工とは何かを教えていただきました。革素材は,牛,豚,鹿など様々な動物の皮からできていること,ランドセルや野球グローブも皮で作られていることを知ると,自分と関連した身近なものとして興味津々! 村山先生の作品を見せていただいた時には「すご~い☆彡」と目を輝かせていました。実際に様々な種類の皮に触れ,作品を手にし,種類や加工法により風合いが全く違うことや幅広い活用法があることに関心を寄せていました。
好奇心がググーッと高まったあと,今回は革紐でかがり合わせる財布作りに挑戦! 今回使用した革素材は『鹿』です。なんと!この鹿革, 年長組Mちゃんのお父さんが狩猟した鹿を加工したもの☆彡 園児とのつながりも考えセレクトしてくださり嬉しい限りです。自分の好みの色の革・紐を選んだのですが,大人では思いつかない独自の配色に,村山先生の感性をくすぐっていました。縫い針への紐通し,紐の玉結び,財布の穴に紐を通しかがり縫い…,難しいけど,まずはやってみよう!! と全集中で取組んでいた子ども達です。年長組は,木槌とアルファベットの印棒を使い,村山先生お手製キーホルダーへの名前入れにも挑戦! ワッペンも付け,世界に一つだけの財布が完成した時には,自画自賛したり,友達と見せ合い嬉しさを分かち合ったりしていました。
最初こそ,初体験のことに緊張の面持ちでしたが,村山先生の朗らかな雰囲気や,遊び心をくすぐる話術にすっかり魅了されていた子ども達。新たな出会いや貴重な体験ができ,モノ・コト・ヒトに対する視野を広げることができました。 革細工体験をするにあたり,各学年の発達に合わせ,楽しく意欲的に活動できるための下準備や細やかなご配慮をしていただき,心より感謝申し上げます。有り難うございました。